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Vol.7   もしかして昔は高級魚だった?!「アジ」

もしかして昔は高級魚だった?!「アジ」

2015年11月09日更新

もしかして昔は高級魚だった?!「アジ」

まるで白身魚のような味にファン多数!

貴族にも食べられていたアジ

縄文時代の貝塚から見つかるなど、古くから日本人の胃袋を満たし親しまれてきた魚・アジ。奈良時代には朝廷の行事でアジが出されていたという記録があり、また江戸時代の料理本にも「焼き物」「汁物」「寿司」「酢の物」にアジが使われていたという記述が残っています。「味がいいので、アジと言われている」と記している書物もありますので、昔はかなりの高級魚だったのかもしれませんね。 アジはマアジ、ムロアジ、カイワリ、イトヒキアジなど種類が多いですが、一般的に「アジ」と呼んでいるのは漁獲量の大半を占め普段よく食べているマアジです。 マアジは一年を通して捕れる魚で、アラニン、グルタミン酸、イノシン酸など美味しさを出す成分が豊富に含まれており、特に春から夏にかけては脂がのって美味しさに磨きがかかります。

生き方は「回遊」で教わる!

魚の命は人間と比べるととても短く、マアジだと約5年と言われています。その短い年月の間に安心して卵を産める場所と美味しいえさを求めて、海の中で群れをなして回遊しています。 アジのような小さな魚が群れで回遊しているのは、群れがひとつの大きな魚に見えるようにして敵であるカツオやマグロなどから身を守るため。万が一襲われたときでもバラバラに散らばって敵を混乱させることができるので、「群れで回遊」は小さな魚にとってはメリットが大なんです!仲間と行動することで危険を察知しやすく、またたくさんの目でえさを探すので一匹でいるよりもえさを見つけやすく、さらに仲間と一緒に行動することで餌の食べ方や敵に襲われたときの逃げ方も覚えると言われています。群れにリーダーはいないようで方向や速度は多数決で決めているようです。意見が分かれたときは群れが2つに分かれて別々の群れになることもあるんですが、再び一つの群れになることもあるそうです。魚が人間のような行動をするなんて、ちょっとびっくりですね。

栄養豊富でいろんな食べ方が楽しめる!

青背魚のいわしやさばに比べ脂肪含有量が少なく、癖のない上品な味わいの「アジ」。マアジは生きていくのに必要な三大栄養素の一つ=たんぱく質の含有量が20%以上もあり、魚の中ではトップクラスです。青背魚であるにもかかわらず「高たんぱく・低脂肪・低エネルギー」なアジは、成分が白身魚に近くいろんな料理アレンジを楽しめる魚です。刺身はもちろん、しょうが・アサツキなど薬味とともに食べる握り寿司も美味しく、酢でしめる押し寿司もgood。味噌と混ぜるなめろうもお酒のおつまみとしておススメです。小さなアジは唐揚げや南蛮漬けにして骨ごと食べれば、カルシウムもたっぷり取れます。手頃な価格でいろんな料理を楽しめるアジは、食卓に欠かせない魚と言えそうですね!

そんな栄養たっぷりのアジをつみれにして、大人から子どもまで楽しめる味にしたのがお魚デリの「アジのトマト煮込みハンバーグ」です!

国産アジのつみれをバジル入りのトマトソースで仕上げた風味豊かな味!お魚デリの「アジのトマト煮込みハンバーグ」、ぜひ一度ご賞味ください!

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[参考書籍・サイト]

◎「からだによく効く旬の食材 魚の本」講談社編
◎「身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アジ・サバのふしぎ」小泉光久 くもん出版
「身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アジ・サバのふしぎ」小泉光久 くもん出版

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