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Vol.3   柳葉魚(ししゃも)伝説

柳葉魚(ししゃも)伝説

2014年12月25日更新

柳葉魚(ししゃも)伝説

ししゃもが「柳葉魚」と呼ばれる由縁となった北海道の素敵な伝説をご存知ですか?

柳葉魚伝説

その昔、北海道がまだ蝦夷と呼ばれていた頃、原住民のアイヌ民族は魚や獣を獲って生活しましたが、ある年、ぱったりと獲物が獲れなくなり、餓死する者が続出しました。
困り果てた人々がトカプチェプカムトという神様に大漁を祈願したところ、神様はおもむろに河畔の柳の葉をつまみ、ふっと魂を吹き込んだかと思うと、えいやっと川の中へ投げ入れました。
すると、今まで静かだった川面が急に騒がしくなり、突然、その形も柳の葉に似た小魚が川一面にわき上がりました。人々はこの魚を獲って食べ、何とか飢餓から救われたそうです。
これ以来、アイヌ民族はこの小魚をアイヌ語で「シシュ(柳の葉)・ハモ(魚)」と名付け、神様から賜った魚として大切にしています。
今日私たちがこの小魚のことを「ししゃも」と呼び、漢字で「柳葉魚」と書くようになったのは、こんな伝説があったからなんですね。
 こんな民族のロマンを感じさせるような伝説があるなんて、なんだかとっても素敵ですね。ちっとも知りませんでした。

カラフトシシャモが大活躍

ししゃもは、世界中でも、日本の、北海道太平洋岸でしか獲れない、とっても貴重なお魚なんだそうです。そんなにプレミアムなお魚だったなんて、目から“うろこ”ですね。

 ししゃもは、10月から12月にかけて河川を遡上し、産卵します。この時期の卵を持ったメスが、いわゆる「子持ちししゃも」なんですって。産卵期になって脂が乗っているので、塩干しにして食べると、こたえられないおいしさですよね。

 とはいえ、みなさんが居酒屋やご家庭で食べていらっしゃる「ししゃも」のほとんどは、実は、ノルウエーなど北大西洋で獲れた「カラフトシシャモ」と言われるお魚です。

安くて手軽に味わえる庶民の味方として、スーパーの鮮魚売場でも豊富に出回っており、コンビニのおつまみの原料としても大活躍しています。通常のししゃもよりうろこが非常に小さく、脂ひれが大きく、体型も細長いのが特徴で、詳しく調べてみると、同じ「キュウリウオ科」に属しているものの、まったく別の魚なんだそうです。

カルシウムをはじめ、栄養満点

ししゃもは、丸ごと食べられるため大変バランスの良い食品とされています。

まず、日本人に不足している栄養素の一つであるカルシウムを多く含んでいます。カルシウムが骨と歯の健康に欠かせないことはよくご存知ですよね。骨粗しょう症を予防する働きもあるそうです。

また、ビタミンB2も多く含むので、口内炎や肌荒れ、目の充血などの予防に効果的です。ビタミンEも豊富に含まれており、その強い抗酸化作用で血液をサラサラにし、動脈硬化も予防します。

その他にも善玉コレステロールを増やす働きをする不飽和脂肪酸も含まれており、おいしいだけではなく、本当に栄養面バッチリのお魚なんですね。

 そんな栄養満点のししゃもは、びっくりするほど、いろんな調理法で食べられています。

干したししゃもを焼いて食べるのが一般的ですが、刺身をはじめ、甘露煮、天ぷら、から揚げ、昆布巻き、など。どれもとってもおいしそうなので、お好みの調理法でお腹いっぱいおいしく食べて、たっぷり栄養を摂ってくださいね。

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[参考書籍・サイト]

◎釧路市漁業協同組合「ししゃも大辞典」
http://www.gyokyou.or.jp/03/66.html
◎北海道漁業協同組合連合会「北海道のさかな ししゃも」
http://www.gyoren.or.jp/hokkaidos_fish/shisyamo/
◎EatSmart健康管理の総合サポートサイト
http://www.eatsmart.jp/do/contents/unchiku/200411_1

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