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Vol.6   知れば知るほど神秘的な生き物「タコ」

知れば知るほど神秘的な生き物「タコ」

2015年09月17日更新

知れば知るほど神秘的な生き物「タコ」

食卓の人気者、おいしい&ヘルシーなタコは実は頭脳派?!

「タコ」は知能が発達した生き物?!

 タコには、周りと区別がつかないよう体の色を変えて危険から身を守ったり、墨を吐き、敵が驚いている間に逃げるなど、タコならではのサバイバル能力が備わっています。
 でも、もっとすごい特長は、脳がほかの無脊椎動物より大きく発達しているということ!もちろんいろいろな意見があって「大きい脳=知能が高い」と100%言い切れるわけではありませんが、「タコの知能はイヌやネコとだいたい同じ」といわれています。
 例えば水槽の中でタコに、カニが入った透明な瓶を見せます。タコは横からつかまえようとしたりフタを触ったりしますが、開け方が分からず途中であきらめます。でもタコに、人間がフタを回して開けるところを見せると、なんと、あるタコはフタの開け方を覚えてカニを取るんです!こんなことができるのは、無脊椎動物ではタコだけなんですよ!

タコが大好き!日本人

 大阪府堺市にある弥生時代の遺跡からはイイダコをとる蛸壺が出てきていて、日本人が昔からタコ好きだったことが分かります。
 また文禄4年(1595年)、徳川家康が豊臣秀吉を呼んだ食事の席にタコが並べられていたという記録が残っているほど。日本でタコを食べる食文化が時代を超えて受け継がれてきたことが分かります。
 そして今、日本は国内用としてはもちろん、海外の日本食レストラン用としても、たくさんのタコを輸入しています。日本国内で採れるタコは数が少ないので、地元で食べられるか、高級レストラン向けに出荷されています。
 海外では、韓国やタイ、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、メキシコなど、海産物からたんぱく質を採る民族はタコを食べています。反対に、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ(ゲルマン系)、ロシア(スラブ系)、中国、インドなど、獣肉からたんぱく質を採る民族はタコをほとんど食べないといわれています。「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼ぶほどタコを怖がる民族もいて、タコを食べる民族かどうかによって、タコのイメージが180度違うようですね。

おいしい食べ方を伝授!

 スーパーのタコは、ぬめりをとって「ゆでだこ」にしているものが一般的です。カロリーは100gあたり76キロカロリーと低く(マグロの赤身だと100gあたり133キロカロリー)、ヘルシーフードの1つと言える食材ですね。
生食用として売られているタコなら、薄くそぎ切りにしたあと醤油をかけ、レモンやゆず、かぼすなど柑橘系の果汁をしぼって「カルパッチョ」で食べるとシンプルなタコのおいしさを満喫できてgood!
 また、キュウリやわかめと和えた「たこの酢の物」もさっぱり系のレシピとして定番のメニュー。他には、大根やこんにゃく、ねりものなどと一緒に炊き合わせる「おでん」、おつまみにおすすめの「タコの唐揚げ」もパパッと手軽に作れるレシピです。また最近ではバルで出てくる「タコのアヒージョ」も、家飲みをするときの簡単おつまみレシピとして、人気上昇中の一品です!

そんな低カロリーなヘルシーフード、タコのおいしさを存分に味わえるのが、きょうのお魚料理の「タコピリ辛揚げ」です!

タコを醤油ベースに、ピリッとチリを効かせたインパクトのある味!きょうのお魚料理の「タコピリ辛揚げ」、ぜひ一度ご賞味ください!

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[参考書籍・サイト]

◎「飼ってみよう!海べの生きもの②磯の生きものの飼いかた~ヤドカリ・タコ・ヒトデほか~」松久保晃 偕成社
◎「日本のタコ学」奥谷喬司 東海大学出版会
◎「タコの教科書 その驚くべき生態と人間との関わり」リチャード・シュヴァイド著 土屋晶子訳 株式会社エクスナレッジ

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